2009年11月28日土曜日

ヤマトタケル「Flower of Desert」

●ヤマトタケル

日本アニメーションが初めて製作したSFロボットアニメ。
1994年4月9日~同年12月24日までTBS系で全37話が放送。
後に、3年後を舞台にしたOVA『ヤマトタケル 〜After War〜』も製作された。

監督は「魔神英雄伝ワタル」で知られている井内秀治氏で、ストーリーも通常のロボットアニメとは一線違った冒険モノでかなり秀逸。
ただし岸田隆宏氏による特異(奇抜)なキャラデザがオタク層に受け入れられず、さらに時間帯も土曜の夕方ということで視聴率が伸びず、当初予定していた4クールから3クールへと減らされてしまい、最初の構想にあった真の最終回はOVAという形で制作されることになってしまった不遇の作品。
しかしながら、ストーリー自体はかなり考えられて作られたことがうかがえ、特に監督の井内秀治自身が脚本・演出を担当した回はかなりのクオリティと面白さがある。

そして、それ以上に素晴らしいのが、主題歌。
前半のGLAYの「真夏の扉」もかなり格好いい曲だが、より素晴らしいのは作品後半で使用された「Flower of Desert」(歌:濱崎直子)!
曲調もアップテンポでかなり格好良く、さらにその歌詞が男の魂を揺さぶる。

♪砂漠に咲く一輪の花
人知れず誇り高く
命燃え尽きるまで すべてを風にあずけて♪

……という歌詞には実に深くて、感動を覚えてしまう。
生涯に渡って胸に刻む音楽に出会ったと思いました。
とにかく良い曲なので、一度は全員に聞いてほしい曲である。



19-37話OP:
「Flower of Desert」
作詞:山中真一・濱崎直子
作曲:山中真一
編曲:山中真一・矢吹俊郎
歌:濱崎直子

19-37話ED:
「Twilight songs」
作詞:濱崎直子
作曲:濱崎直子
編曲:濱崎直子
歌:濱崎直子


OP
1-18話:「真夏の扉」(歌:GLAY)

ED
1-18話:「RAIN」(歌:GLAY)




総監督、シリーズ構成:井内秀治
監督、監督補(1-12話):森田風太
脚本:井内秀治、藤本信行、沙賀諒、岸間信明、あみやまさはる、荒木憲一、鎌田秀美、谷田部勝義、関島眞頼
演出:山本裕介、近藤信宏、斎藤次郎、酒井伸次、政木伸一、横田和善、藤本義孝、嵯峨敏、吉本毅、石堂宏之、神原敏昭、山口美浩、的場敦、松尾衡、牛草健
キャラクターデザイン:岸田隆宏
メカデザイン:大畑晃一
美術デザイン:伊藤主計
美術監督:松宮正純、阿部泰三郎
デザインワークス:ゼロGルーム、スタジオレスポンス
色彩設計:宮下眞理
音楽:手塚理、Vink
音響監督:伊達渉

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